漫画村閉鎖後、数多くの類似サイトが台等してきましたが、その中でもとくに勢いのあるサイトにRaw系サイトがあります。
当ブログでも過去にRawQQやLHscanなどのRaw系サイトを取り上げ、記事にしてきました。
今回はその中でも比較的新しいRaw系サイトである『RawQV(MangaHATO)』に関してまとめていきたいと思います。
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RawQVが「MangaHATO」に名前を変えて再始動|変更点など
2019年11月現在、RawQVサイトは閉鎖され、新たに「MangaHATO」に名前を変えて再始動しました。
一番気になるのが、”以前と同じく漫画が読めるのか”という点だと思いますが、結論から言うと”読めます”。
というか、サイトの大まかなレイアウトや使い方、漫画のラインナップなどはほぼRawQVを引き継いでいるので、違和感なく利用できると思いますし、本記事の内容もそのまま参考になるかと思います。
ただし、全てが同じというわけではなく、今回実際に検証してみた結果微妙に違っている部分があったので、以下にまとめました。
■RawQVとMangaHATOの変更点
- トップページに派生サイトのリンク表示、うち一つはライトノベル専門サイト
- 検索窓が非追従になり、サイトカテゴリーに新たに「Histories(履歴)」が追加
- 漫画閲覧画面がリロード式になり、負荷は若干軽減
わざわざ別ける必要性があったかはさておき、新たにライトノベル専門の派生サイトが開設。
サイトカテゴリーも整理されており、漫画閲覧画面がリロード式になったことで漫画画像を一度に読み込まないので、わりと軽くなった・・・と思いきや、相変わらず広告がめっちゃ多いので恩恵ほぼなし。
ただ、MangaHATOでは漫画View数やランキングなどは通常通り機能しているみたいで、最近アニメ効果で人気沸騰中の鬼滅の刃がトップになっている。
RawQV(MangaHATO)とは?
数あるRaw系サイトの一つ
そもそも「Raw系サイトとはなんぞや?」という方もいらっしゃるかと思うので、簡単に説明すると
『Raw』とは直訳すると『生』。
つまりここで言う『Raw系サイト』とは、漫画の生データ(.jpg .pngファイル)を出版社の許可なく、無断で転載している違法サイトのことを指します。
本記事ではそんなRaw系サイトの一つであるRawQVについて解説していきますので、ご留意ください。
日本人利用者多数【データで解説】
これはサイトの特徴の一つでもあるのですが、RawQVは他Raw系サイトと比較して、日本人利用者が多いです。以下サイトの国別トラフィックをご覧ください。
日本がトップですね。次いで米国となっています。
3位以下とトップの差が約2.5倍なのでいかに日本人利用者が多いかが分かるかと思います。
逆にLHscanは日本からのアクセスは少なく、タイがトップとなっています。
※余談ですが、実はRawQQのほうが日本人利用者の比率で言えば多く、約30%が日本人からのアクセスになっています。
同じRaw系サイトなのにここまで差がある理由としては、恐らく「サイトの使いやすさと開設時期」が影響していると思われますが、本当のところは定かではありません。
しかし、同じRaw系サイトでもここまで利用者の違いがあるのは面白いですね。
RawQV(MangaHATO)の特徴
トップ画面からして広告多数
まず第一に、広告が多いです。↓
目に付くところに配置されており、その数なんと5つ。
実は一般的に、Web上の広告には”広告数の制限”というものはありません。
つまりサイト管理者の希望通りに、広告を載せたいだけ載せられる、ということですね。
しかし、当然ながら限度というものがあります。
1画面に5つもびっしり広告があったらさすがに鬱陶しいですし、重たくもなります。
以前記事にした同じRaw系サイトであるLHscanなどもそうですが、広告数の多さはもはや違法サイトの性なのでしょう。
というか、違法サイトでありながら広告数が少ないRawQQなどのほうが異例と言えるかもしれない。
人気ランキングはあるが…
他Raw系サイトと同じく、サイト内で閲覧された回数を”人気ランキング”という形でサイドバーに表示されています。↓
しかし、実態はTOP TODAY(日)のみ。その上View数(閲覧数)が明記されていません。
他のRaw系サイトでは「月別」や「年別」で表示されていたり、「閲覧数」なども表示されているので、ここは明確な劣化部分と言わざるを得ません。
コメント欄が活発
ウェブサイトのコメント欄というと、そこまで活発な印象は持たないと思います。
というのも、サイトのコメント欄は基本的に誤字脱字の指摘、記事やサイト自体に関しての感想くらいで、某大手掲示板のようにレス合戦になることがないですからね。
しかし、RawQVのコメント欄は雑談混じりの会話が散見されました。(全て英語ですが)
他には漫画のリンク切れやアップ希望などの書き込みが見当たりました。
そして注目すべきは、”ADMIN”つまり『サイト運営者』が直接返信している点でしょうか。
違法サイトの運営者は基本的に利益重視で動いており、こういったサポートには無干渉だと思っていたのでこの点は予想外でした。
まさかのFacebookで海賊版を宣伝
まさかのRawQVも海賊版を宣伝。そこまで本家を真似なくても、と思わなくもないですが…
これは以前記事にしたLHscanも同様に行っています。
さすが違法のミラー(コピー)サイトと言うべきか、全く同じ位置のサイドバーにFacebookページを埋め込んでいます。
そして以下がRawQVの公式Facebookページ
(関係ない人も写ってしまっている為、一部モザイクを掛けています)
LHscanと比較してコミュニティ人数も少なく、さして影響力はなさそうですが、こちらも更新毎にしっかり画像付きで宣伝しているのが分かるかと思います。
にしても、”違法でアップロードしたものを自身のSNSで拡散”というのは日本人クオリティでは考えられない発想ですが…外人さん的にはどうなのでしょうね。
漫画の数が少ない(明確なデメリット)
他のRaw系サイトであるRawQQやLHscanと比較して掲載されている漫画の総数が少ないです。
具体的には他Raw系サイトが2000冊以上あるのに対し、RawQVは1300冊ほどしかありません。
…これはもう明確且つ最大のデメリットと言わざるを得ません。
漫画の検索方法
漫画の探し方は主に6種類あります。
- Manga List
- Hot Manga
- Completed Manga
- Browse
- Search
- ADVANCED SEARCH
ここら辺は他ミラーサイトであるRawQQと同じなので、より詳しく知りたいという方はそちらを参照頂ければと思います。
(下記RawQQの記事から引用)
※サイトヘッダー部分の「Hot Manga」や「Completed Manga」はRawQVオリジナルのメニューですが、「Manga List」ないしは画面右上の「Search」などからでも探せるため、特に利用する必要性はないかと思います。
ちなみに以下がRawQVのManga Listです。ほぼ上記のRawQQの画面と同じということが分かりますね。
RawQV(MangaHATO)で漫画を読んで見る
RawQV(MangaHATO)のアクセス方法|URLリンク
本題の前に一つ。実は現在『RawQV』と検索してもRawQV公式サイトにはアクセス出来ません。
そのため”どうすればアクセスできるのか分からない”という方もいらっしゃるようなので、参考として以下にURLリンクを記しておきたいと思います。
RawQVのURLリンクはこちら
RawQV(MangaHATO)の漫画の読み方
手順にして2ステップです。
1:トップ画面or検索から読みたい漫画を選択
2:漫画ページでタイトル+Chapter〇〇を選択
下へスクロールすると英字のタイトル名が見えてきます。
上記画像の赤枠部分をクリックすることにより、漫画閲覧画面へ移行します。
確認した限りでは、ダミーページへ飛ばされるということもなくダイレクトに目的のページへアクセスできました。
ここら辺も別記事で解説したRawQQなどと変わりなく、”手順”は全く同一です。しかし…
閲覧画面は広告多数、追従広告がうざい
LHscan同様広告まみれ。(青枠部分)
違う点はサイドバーに大きい広告がないことくらいで広告数自体はLHscanと同じレベル。
しかし、LHscanよりは重く感じませんでした。(サーバー負荷にもよるので断定できないが)
加えて言うと、地味にページ中頃にも広告があります。(ここはとくに気にはならない)
ちなみに広告が比較的少ないミラーサイトとしてRawQQがありますが、そちらの漫画閲覧画面がこちら↓
(この画面では消えてしまっていますが、中央の不自然に空いている場所に広告が一つあります。)
同じRaw系サイトのミラーとはいえ、広告数や大きさ、サイトのレイアウトなどはそのサイト運営者次第。とくに広告周りは個性が出る部分だと思います。(1サイト運営者の意見です)
他のRaw系サイトと比較して画像が一番小さい
(”他のRaw系サイト”というのは、現状日本と海外である程度知名度があるRawQQ、LHscanと比較して、ということになります。)
漫画の閲覧画面、とくに画像の大きさに関しては”漫画の読みやすさ”に直結する部分なので、ここは割と重要な部分だと認識しています。
まずは以下が本記事主題であるRawQVの漫画閲覧画面↓
以下がLHscanの漫画閲覧画面↓
そして以下がRawQQの漫画閲覧画面↓
明確に差があるのがお分かり頂けるかと思います。
ちなみにLHscanのほうの記事にも記載しましたが、実は他にも相違点があり、
- ヘッダーの追従
- 左側の通知ボタン
- 背景の模様
- 広告の数と種類
- ページ自体の重さ
など様々あります。
RawQV(MangaHATO)の漫画の画像が表示されず見れない場合の対処法
漫画閲覧画面へ移動しても漫画が表示されず、読めないといったことがあるかと思います。
そもそもRawQVや他ミラーサイトはあくまでサーバーにアップロードされたファイルをブラウザ上に表示しているだけなので、サーバー上にデータがなければそもそも画像自体が表示されません。
そういった場合はサーバーを変更すれば読めるようになるかもしれません。
漫画閲覧画面トップページにサーバー変更ボタン『server1~3』があります。
他のサーバーをクリックしてみて、表示されるか確認してみましょう。(赤枠部分)
RawQV(MangaHATO)の個人的に残念な点
前項の『漫画閲覧画面』に通じるところですが…
広告の数、サイトの重さ、画像の大きさ、いずれも大事な要素だと思いますが、個人的には”背景の模様”も何気に重要だと感じています。
例えばLHscanの場合背景は壁紙とかにありそうな不規則な模様で、RawQVは白っぽい背景。
個人的に漫画やアニメを視るときは”無地の黒背景”が一番集中して見られると思っています。
映画館やテレビの外縁なんかも”黒”ですよね。iPhoneも今でこそ白縁バージョンが出ていますが、昔は黒のみでした。
やはり漫画やアニメの物語に没入するなら背景黒縁が鉄板なのかなと。
そう考えたらやはり、背景が黒無地で加えて広告も少ないRawQQが『Raw系ミラーサイト』の中では頭一つ抜きん出ている印象を受けます。
と、若干主題から脱線してしまいましたが、サイトの個性は良しも悪しもサイト運営者次第ですし、ここら辺はユーザーの好みが分かれるところなのかなと思います。
【合法】RawQV(MangaHATO)と同じく漫画を無料で読めるサイト
RawQV以外にも漫画を無料で、且つ合法で読めるサイトがあります。
まずRawQVのデメリットとして
- 新作の漫画が少ない
- 少なからずウィルス感染のリスクがある
- 結局は違法サイトのため、いつ閉鎖されてもおかしくない
これら以外にも漫画の掲載数自体も公式には及ばないという点が挙げられますね。
しかし、上記のデメリットを全て払拭し、且つ無料で漫画を読める方法に公式サービスの初回登録後の”31日間無料体験”を利用する方法があります。
U-NEXT:漫画約1冊分+動画80,000本見放題
- U-NEXTに無料登録
- 600円分のポイントプレゼント
- そのポイントで漫画を無料で読む
U-NEXTの利点としては漫画だけではなく、アニメ・映画・海外ドラマ80,000本が見放題ということも挙げられます。
個人的におすすめは
- プレゼントされた600ポイントで漫画を読む
- 31日間の無料期間で見たいアニメや映画、海外ドラマなど視聴
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が理想的ですね。
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- そのポイントで漫画を無料で読む
上記のU-NEXTと比較すると、プレゼントされるポイントがU-NEXTよりも多く、無料で漫画を読める数も多いのが利点です。
ただし、FODプレミアムの欠点として初回登録時に100ポイント後、8の付く日(8日、18日、28日)にそれぞれ400ポイントが貰え、結果的に1,300ポイントがプレゼントされるという仕様です。
そのため、すぐに無料で漫画を読むことができません。
ここは意外と見落としがちなので、ご注意下さい。
注:基本的に既に会員登録済みの方はこの方法は使えません。
しかし、登録の際必要な”メールアドレス”と”クレジットカード”の2点を変えることにより、再度31日間無料で利用できるようになります。
裏技的な方法ですが、クレジットカードを複数枚所有している方は活用しなければ損だと思います。ぜひお試し下さい。