かつて第2の漫画村と見られているサイトの一つに『RawLH』がありました。
今は残念ながらカドカワにより潰されてしまい、サイトは閉鎖されアクセスできない状況が続いていたのですが、久しぶりに調べてみたら、なんと『LHScan』というドメインに変えて再出発していました。
そこで今回は、
第2の漫画村と見られているRawLHの後継サイトLHScanを実際に利用してみて、他類似サイトと比較しつつ、使い方や安全性などをまとめてみました。
第二か第三か第何か知らないけど、漫画の海賊版サイト(海外ではraw manga siteっていう?)であるRawlhに対してカドカワが警告&停止要請をしてたらしい…
(ただしRawlhはその後rl何とかというサイトに名を変え…)Rawlh was forced to shut down by Kadokawa. : manga https://t.co/XPJr96Wv99
— Yu F (@fj_twt) August 31, 2018
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LHScanが「LoveHeaven」に名前を変えて再始動|変更点など
2020年2月現在、LHScanは閉鎖され、新たに「LoveHeaven」に名前を変えて再始動しました。
「RawLH」→「LHScan」ときて「LoveHeaven」なので、今回で3回目の改名ということになります。
ちなみに、一番気になるのが、”以前と同じく漫画が読めるのか”という点だと思いますが、結論から言うと、一応”読めます”。
というか、サイトの大まかなレイアウトや使い方、漫画のラインナップなどはほぼLHScanを引き継いでいるので、違和感なく利用できると思いますし、本記事の内容もそのまま参考になるかと思います。
ただし、全てが同じというわけではなく、今回実際に検証してみた結果微妙に違っている部分があったので、以下にまとめました。
■LHScan と LoveHeaven の変更点
- サイト上の”目に見える広告”が減っている
- ただし、サイト右上に「ブラウザの更新」という名の”通知型広告”が常時表示されるように
- カテゴリーに「DONATION」ボタンが追加
漫画を閲覧するためにはログイン(会員登録)が必須に・・・※2020年3月16日現在、ログイン制が撤廃され通常通り漫画閲覧可能です。
まず”目に見える広告”はLHScanの時と比較して明らかに減ってますね。
以前は画面いっぱいに敷き詰められたバナー広告に追従広告まで併用していたのでサイト自体も重かったんですが、現在のLoveHeavenでは常識の範囲内に抑えられ、”見れるレベル”になっています。
ただその反面、サイト右上に常に通知タイプの広告が表示されており、閉じても時間経過で再度表示されるので、鬱陶しさは変わらず。
また、2020年3月から漫画閲覧には会員登録後のログインが必須になったので、使い勝手は著しく悪くなりました。
正直なところ、現時点では公式漫画サービスのU-NEXTやLoveHeavenと同系統の漫画サイト漫画BANKのほうが快適に読めるので、敢えてこちらのサイトを利用する意味はないと思います。
尚、漫画の本数・安全性を考慮して総合的におすすめなのは『U-NEXT』なので、この機会にお試しを。(※今なら初回登録で1ヶ月無料キャンペーン中です。)
『LHScan(RawLH)』とは?
RawLHの後釜がLHScan
サイト運営者により正式に公表されている訳ではありませんが、LHScanがRawLHの後継と見られています。
漫画村ばりの違法アップロードサイトRawLHがサイト名をLHScanに変更!
— EVOLution🐶 (@EVOLUTION454) July 24, 2018
理由としては
- RawLHから別ドメインの完全新規サイトLHScanへリダイレクトされている
- サイトレイアウトが全く同一(ヘッダー画像まで同じ)
これらの点から見てLHScan=RawLHの可能性が高いと思われます。
Raw系サイトの先駆者
理由は単純で、既存のサイトより早期に運営されていたからですね。
他に類似サイトとしてRawQQやRawQVなどありますが、これらのRaw系サイトより先んじて運営されていたのがRawLHだったという訳です。
よって現在では、これらRaw系サイトの先駆けとなったのがRawLH(現LHScan)ではないかと見られています。
『LHScan(RawLH)』のアクセス方法
RawLHはサイトへ直接アクセスできないように意図的に細工されていました。
しかし今回検証した際、LHScanは普通に検索からアクセスできました。
(正確にはRawLHのリダイレクト先がLHScanに設定されており、そこから直接アクセス可能)
前回のRawLHと同じ仕様にしなかった正確な理由は分かりませんが、恐らくRawQQやRawQVなどの後続ミラーサイトが次々出現した為かと思われます。
『LHScan(RawLH)』の特徴
トップ画面からして広告まみれ
百聞は一見にしかず。まずはこちらをご覧ください。↓
まぁ酷いですね。ドでかい広告が四方八方にびっしり。ちなみにこの画面上では隠れていますが、下の方にも広告があります。
目に見えている部分のほとんどはGoogleの広告ですが、実はWeb上の広告表示には『サイトレイアウトと広告同士は被ってはいけない』というルールがあるのですが、軽々しく破っていますね。もはやお構いなしです。
海賊版サイトにルール云々言うのはナンセンスだと思いますが、個人的にはなんでこれで広告配信停止されないのか不思議でなりません。
人気ランキングが機能してない
よくある人気ランキングですね。これは他の類似サイトにもあります。
しかし、以前の記事でRawQQはランキング操作されている可能性に言及しましたが、LHScanに関してはもっと酷く、全くの同一作品が並んでしまっています。(赤枠のサイドバーTOP DAY参照)
ほぼ人気ランキングとして機能していませんね。
(ここの管理者はこの作品が好きなのかな?)
Facebookで海賊版を堂々と宣伝
他の類似サイトには無い特徴として、漫画データを違法アップロードする度にFacebookで更新通知を流している点があります。
右下の赤枠に注目してもらいたいのですが、サイドバーに自身のFacebookページを埋め込んでいるのが分かるかと思います。
そして以下がLHScan公式Facebook
(関係ない人も写ってしまっている為、一部モザイクを掛けています)
サイトが更新されたと同時に、漫画の画像と共に随時通知されているのが分かるかと思います。
加えてコミュニティ10000人以上で影響力もあり、中には日本人と見られる方もいました。
漫画の検索方法
基本的には『Search』もしくは『Advanced Search』のどちらかで検索可能です。
この部分に関しては以前記事にしたRawQQと全く同じなので、詳細はそちらを参照ください。(下記RawQQの記事から引用)
タイトルを選択したら、ジャンルによって上記のように確認画面が表示されます。
ちなみに、あっち系の漫画でなくとも表示されることもあるので、この辺は結構適当ですね。
『LHScan(RawLH)』で漫画を読んで見る
旧:LHScan(RawLH)、後継:Loveheavenのアクセス方法は?
以前のサイトURLからアクセスしても新サイトへリダイレクトされるので、どちらからアクセスしても辿り着けます。
また、”LHScan”というワードで検索からでもアクセスできますが、じきに検索結果からは除外されると思うので、URLから直接アクセスするほうが確実です。
LHScan(RawLH)漫画の読み方
手順にして2ステップです。
1:トップ画面or検索から読みたい漫画を選択
2:漫画ページでタイトル+Chapter〇〇を選択
(何気に広告が3つも。いやーLHScanは本当に広告多いですね。)
そして下へスクロールすると
上記画像の赤枠部分をクリックすることにより、漫画閲覧画面へ移行します。
確認した限りでは、ダミーページへ飛ばされるということもなくダイレクトに目的のページへアクセスできました。
ここら辺も別記事で解説したRawQQなどと変わりなく、”手順”は全く同一です。しかし…
閲覧画面は広告がやたらと多く、重い
トープページと同じく、またもや広告まみれ。(赤枠部分全て)
ちなみに画面上は見えないですが、この直下にも広告があります。
左右の広告は下へスクロールしたら自動で消えるけれど、下の追従広告は閉じないと延々付け回ってきます。
当然鬱陶しいのですぐに閉じようとすると思います。
しかし、広告右上の閉じるボタンが小さく、気をつけないと誤クリックしてしまうんですよね。Web上のこういった広告関連にありがちなんですが、これが何気にストレス。
ちなみに以下はRawQQの漫画閲覧画面
この画面では消えてしまっていますが、中央の不自然に空いている場所に広告が一つあります。
これだけです。
当然サイト自体も軽く、何より鬱陶しい追従広告がないのでストレスフリーです。
同じミラーサイトとは思えませんね。
※ただし、その分ポップアップ広告がうざいです。
他のRaw系サイトと比較して画像が若干小さい
Raw系サイトは基本的にミラーなので、大体サイト構成は似たり寄ったりになります。
しかし、この漫画閲覧画面は明確に異なりました。以下が本記事の主題であるLHScan(RawLH)
以下が別記事にて解説したRawQQの漫画閲覧画面
肝心の漫画の画像自体は1.5倍くらい差があります。
他にも相違点があり、
- ヘッダーの追従
- 左側の通知ボタン
- 背景の模様
- 広告の数と種類
- ページ自体の重さ
などなど、ぱっと思いつく限りでもこれだけあります。
Raw系サイトの比較に関しては長くなりそうなので、また別記事にてまとめようかと思案中ですが、
やはりミラーサイトと言えどサイト管理者によってかなり変わってきますね。
『LHScan(RawLH)』の危険性は?ウィルスにかかるか
結論から言うとウィルスなどにはかかりませんし、漫画を”ただ”閲覧するだけなら(今の所)とくに危険性もありません。
(この点に関してはGoogle運営のウィルススキャンサービス『VirusTotal』で検証済み)
しかし、ここまで別のRaw系サイトと比較しつつ解説してきましたが、このLHScanは全くもっておすすめしません。やめておいたほうがいい。
理由としては、とにかく広告が多く、サイト全体が重い。その上細かいところでユーザビリティが低い点。
それでも漫画村の代替サイトがここしか無いのなら致し方ないが、他記事で調査・検証したRawQQなんかのほうが圧倒的に使いやすく、現状わざわざLHScanを使う理由がない。
今も漫画界隈はざわついており、政府も違法サイトの対処に全力で取り組んでいます。
これから先どうなるかは分かりませんが、いずれにしても快適且つ安心して漫画ライフを送りたいのなら、正規のサービスを活用するのが最善でしょう。
【合法】LHScan(RawLH)と同じく漫画を無料で読めるサイト
LHScan(RawLH)以外にも漫画を無料で、且つ合法で読めるサイトがあります。
まずLHScan(RawLH)のデメリットとして
- 新作の漫画が少ない
- 少なからずウィルス感染のリスクがある
- 結局は違法サイトのため、いつ閉鎖されてもおかしくない
これら以外にも漫画の掲載数自体も公式には及ばないという点が挙げられますね。
しかし、上記のデメリットを全て払拭し、且つ無料で漫画を読める方法に公式サービスの初回登録後の”31日間無料体験”を利用する方法があります。
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ただし、FODプレミアムの欠点として初回登録時に100ポイント後、8の付く日(8日、18日、28日)にそれぞれ400ポイントが貰え、結果的に1,300ポイントがプレゼントされるという仕様です。
そのため、すぐに無料で漫画を読むことができません。
ここは意外と見落としがちなので、ご注意下さい。
注:基本的に既に会員登録済みの方はこの方法は使えません。
しかし、登録の際必要な”メールアドレス”と”クレジットカード”の2点を変えることにより、再度31日間無料で利用できるようになります。
裏技的な方法ですが、クレジットカードを複数枚所有している方は活用しなければ損だと思います。ぜひお試し下さい。