iPadの「充電していません」問題の原因と解決方法。まずは本体ではなく周辺機器を見直そう

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iPadを充電する際、充電ケーブルはしっかり繋いでるのになぜか「充電していません」と表示されることがあります。

私も実際この症状に見舞われたんですが、ネット上を見てみても結構たくさんの方が被害にあっていて驚きました。

 

iPhoneでは全く同じ環境で充電できているのに、iPadでは正常に充電されないこの問題。

結論から言うと、9割がたは電力供給不足が原因で、”iPad本体”というよりかは充電器やケーブルなどの”周辺機器”が原因の可能性が極めて高いです。

そこで本記事では、iPadの充電に対応した周辺機器(充電器&充電ケーブル)と、それ以外のチェックポイントをまとめました。参考にして頂ければ幸いです。

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はじめに:実はiPad「充電していません」表示中も充電されてます

「え?どういうこと?」と思われるかもしれませんが、試しに1時間ぐらい充電してみて下さい

数%程度は充電されていると思います。

 

実はiPadは充電の際、電源供給量が著しく低い場合に”そもそも充電されていないもの”として認識するらしく、ただ実際は電源供給は続いているので”充電自体はされている”みたいなんですよね。

一応充電されてるなら別にこのままで良いじゃん。

って思われる方もいるかもしれませんが、単純にめちゃくちゃ効率悪いですし、微妙な充電繰り返しはiPadにもあまり良くないと思うのでおすすめしません。

 

ちなみに、上記の「電源供給量が著しく低い場合」の具体的な指標に関してですが、

iPhoneの充電器では「充電していません」が表示されず、PCのUSBポート経由では表示されたので、最低でも5W未満になるかと思います。

  • iPad付属充電器の電力供給量は10~12W
  • iPhone付属充電器の電力供給量は5W
  • PC(Windows)USBポートの電力供給量は2.5W

ただ、iPhoneの充電器でiPadを充電した場合、当然その分充電完了までの時間は長くなります。

  1. iPhone付属の充電器でiPadを充電する場合は2分の1の速度
  2. PC(Windows)で充電する際は4分の1の速度(理論上は)

ちなみに、同じPCでもMacは例外。

iPadにも対応するUSBポートを備えているので、通常の速度で充電可能です。

iPadに適した周辺機器(充電器・充電ケーブル)の選び方

iPadの充電部分に直接関与してくるのが”充電器””充電ケーブル”の2種類。

選び方としては、必ず第三者機関の”認証済み”製品を選択すること。

  • 充電器はPSE認証済み+12W以上のもの
  • 充電ケーブルはMFI認証済み+長すぎないもの

上記2点。

充電器はPSE認証済み+12W以上のものを選択

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Amazon公式サイトより引用

先ほど『iPad付属充電器の電力供給量は10~12W』と記載した通り、iPadを安定して充電するためには大きめの容量に対応した充電器が必要です。

参考までに、世代によって差はありますが、iPhoneのバッテリー容量はおおよそ2,000mAh~3,000mAh。

対してiPadは7,000mAh~11,000mAhほどと、約3倍近くバッテリー容量差があるので、これを補うためにも大容量充電器は必須。

おすすめは”PSE認証済み”で且つ12W以上の充電器がベストですね。迷ったら『Anker』製品を買っておけば間違いないかと思います。

充電ケーブルはMFI認証済み+長すぎないものを選択

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Amazon公式サイトより引用

iPadだけではなく、iPhoneやiPodにも言えることですが充電ケーブルは必ず”MFI認証済み”の製品を選びましょう。

MFI認証 = Appleの審査を受け、公式に認められた製品
https://twitter.com/gdt5651/status/1201785237522378754

 

で、コード自体もあまり長すぎないほうが良いです。

理由としては、充電の安定性と故障率に影響してくるからですね。

この辺りに関しては下記の日経公式の検証記事でまとめられていたので引用。

実験の結果、1メートル以上のケーブルで電流が低下した。2メートルや3メートルのケーブルはさらに電流が低下する。ケーブルの良しあしで多少の差はあると見られるが、1メール以上のケーブルは充電に使わないほうが無難だろう。 NIKKEI STYLEより引用

iPad「充電していません」の原因と対処法まとめ

ここまでiPadの「充電していません」問題の原因と対処法をまとめてきました。

iPad充電時の「充電していません」表示はほぼ電力供給不足が原因で且つiPad本体以外に問題がある可能性が高いです。

  • 充電器・充電ケーブルの性能が低い
  • PC(Windows)のUSBポートで充電していた
  • 多重タコ足配線で電力供給不足

逆に言えば、充電に関する部分を細かくチェックすればおおよそ解決可能な問題とも言えますね。

※上記で解決できない場合は、Apple公式サイトでも「iOS端末が正常に充電されない時の対処法」記事が公開されているので、こちらも参考までに。

 

尚余談ですが、本記事を執筆しようと思ったキッカケは中古のiPadを購入して初充電時に「充電していません」と表示された為。

はじめは中古のiPad本体を疑ってたんですが、原因はPCのUSBポートで充電してたからという意外なものでした。

試しに余ってたiPhoneの充電器+ケーブルで充電してみたところ、充電速度は遅いものの普通に利用できたので、Anker製品が安くなるまではこれで凌ぐつもりです。

 

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